IMPLANT CASEインプラント症例

GBR(骨造成)を用いたインプラント治療における審美性の獲得

この患者さんは前歯全てをオールセラミックで治しています。

この患者さんは前歯全てをオールセラミックで治しています。
この中の 1 本は自分の歯ではなく、インプラントが埋入されています。
よく見てください。
実は右上の 1 番つまり写真では青丸の付いている歯がインプラントです。
反対側の中心の歯の根元はやや歯肉の黒ずみがありますが、これはかなり変色のある自分の歯にセラミックを被せているためです。
黒ずみのないほうがインプラントです。
インプラントが透けて歯肉に黒ずみができないように GBR (骨造成) を行いました。
まだ歯を入れて日が浅いので歯と歯の間の歯茎が落ち着いてはおりませんが、ほぼ自分の歯にセラミックを被せた状態とあまり差がないように修復されています。

エキストリュージョンを用いたインプラント治療における審美性の獲得

次のこの写真もやはり前歯(中心の歯の右上1番=向かって左)のオールセラミックの修復です。

次のこの写真もやはり前歯(中心の歯の右上1番=向かって左)のオールセラミックの修復です。
青丸がインプラントです。
この患者さんではインプラント部の歯肉にやや黒ずみができているようにみえますが、これには理由があります。
実はこの部位では、虫歯で歯の根しか残っていない状態が長く歯茎がかなり減って落ち込んだ形態になっていました。
しかも骨の形態が非常に薄いタイプであったためGBR(骨造成)を行うと回りの歯茎に悪影響を与えることが予測されたためGBRをしませんでした。
ではどうやって歯肉の形をもどしたのでしょうか?実は虫歯でだめになった根を矯正力でゆっくり引っ張り出し、歯肉と骨を追いつかせるようにして形態修正(エキストリュージョン)をし、その後にインプラントを埋入しました。このために周りの自分の歯の歯肉のような硬い歯肉(白っぽい)はなく、赤みの多い歯肉で修復されたために相対的に黒ずんで見えるだけです。
しかし、インプラントが埋入されているようには見えず、自分の歯の状態にかなり近いと思われます。
ブリッジによる修復ではやはり歯肉の落ち込みは改善できなかった症例だと思われます。

即時埋入インプラント

ブリッジによる修復ではやはり歯肉の落ち込みは改善できなかった症例だと思われます。

この写真もやはり青丸がインプラント埋入部位です。すでにセラミック冠が入っているので通常の症例と区別がつきませんが、埋入の仕方が異なります。
まず、右上小臼歯(向かって左)は抜歯をしてその日にインプラントを埋入している即時埋入インプラントです。
また、左上大臼歯(向かって右)では、くぼんでいたところにGBR(骨造成)をし、それでも骨の高さが不足しているため、上顎洞のソケットリフトを併用して埋入しております。
上顎洞とは上の小臼歯や大臼歯の根の先のほうにある空洞で、目の下、鼻の横まで広がって存在します。
上顎インプラント埋入の適応症では常に関わってくる存在で、この上顎洞の位置により上顎インプラントの適応症が決まるほどです。
しかし、この上顎洞をうまく扱えれば逆にあきらめていたインプラント治療が可能になったりもするわけです。
今回の症例でのソケットリフトは、埋める深さの骨が4ミリほど残っていたため上顎洞に小さな穴を開けそこから自家骨と人工骨を混ぜたものを圧力で入れて高さを確保しましたが、他にも残っている骨が少なすぎる場合には横から大きく穴を開け直接自家骨と人工骨を置いてくるやり方もあります。(サイナスリフト・サイドウィンドウ法)

総入れ歯からの全顎インプラント

口腔内の写真はないですが、レントゲンで解説します。

口腔内の写真はないですが、レントゲンで解説します。
この症例では上顎が総入れ歯でした。
残っていた歯にはマグネットを付けて入れ歯が 落ちないようにしていましたが、やはり入れ歯自体に不便を感じてインプラントになさいました。
上顎で9本。下顎で2本生埋めてあります。
非常にかみ締めの癖がありインプラントにかかる応力も強力なため、歯牙一本に対してインプラント一本で対応しています。
現在では右下(向かって左)のBrが壊れたため、歯のない(6番部)にインプラントを 追加して噛み合わせを作っています。歯のないところの基本的な修復方法はBr修復とインプラント修復と入れ歯修復の3つしかありません。(移植もありますが、条件が整わないと厳しいです) それぞれにメリット・デメリットがありますので、よくドクターと相談して決めた方がいいと思います。

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